漢方侑備堂ブログ|多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と漢方

侑備堂の漢方ブログ

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

神戸は気温の変化が激しい毎日ですが暖かい日も出てきているので風邪は少なくなりましたね🌸

 

先週末は漢方の不妊症講座の症例検討で「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」がテーマでした🌟

↓縮小して読めないように加工してありますが、治療経過や基礎体温表がこまかく掲載されていました

PCOSは「ネックレスサイン」と呼ばれる「未熟な卵が沢山連なって排卵できない」という排卵障害が問題の疾患です。

自覚症状が生理不順ぐらいなので、「生理痛や月経過多」などの極度の不調を伴わない場合が多いので結婚してから気づく方が殆んどです。
またPCOSと診断されても「体外受精」まで進まずに「ホルモン治療」や「薬物療法」で妊娠する場合が多いようですが、自然妊娠しづらいのが特徴です。

その他の特徴として基礎体温表などは明らかにガタガタして低温期・高温期の区別が判断しにくいですが、良く言われる

「多毛・ニキビ・肥満」

という方はあまり見かけない気がします💦
(独身で心配という方は「子宮頸がん」の検診などを低温期の排卵前に行かれるとエコーなどで見つけてもらえるかもしれないですよ🌟)

今回は病院で排卵誘発剤で不妊治療を行ったがなかなか妊娠しない方が漢方のみで10か月で自然妊娠した症例と現在進行形の症例の2つを発表していただきました

症例を見させていただくと、すごく丁寧にフォローされていて処方もその都度体調に合わせて組み替えをされているので継続することでお客様の体調が徐々に整って元気になっていくのがわかったので「妊娠」するにはやはり細かなケアが必要だな、と改めて思いました

病名が付いてしまうと「難しい病気」や「治療しないと治らない」と思いがちですが漢方で対応出来る事も沢山あって漢方服用のみで自然妊娠した方や病院との併用で成功した方もいっぱいいらっしゃいますので、何かトラブルがあって不安に思ったら1度漢方相談に行ってみてくださいね🍀

その他、多分どの薬局の先生も気にされている「妊娠された場合どの程度まで漢方でケアすればいいのか」という点も色々教えていただけたので内容の濃い勉強会になりました✨

 

↑休日は恒例の友人と丸1日鶴橋ぶらぶら歩き🌈
サムギョプサルセットがご飯・スープ・副菜・チヂミのセットで¥1000でした

 

 

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