不妊症の体重管理と漢方

侑備堂の漢方ブログ

不妊症の体重管理と漢方

先週は長らくお休みをいただいてご迷惑をおかけしました🙏
不妊カウンセラーの資格更新条件で金曜日の総会参加が必須となっており、お便り等で前もってご案内していましたが神戸のお客様で気づかれない方も多く申し訳なかったです 🙇

学会の演目は医師だけでなく培養士、看護師、栄養士、鍼灸師、薬剤師など毎回様々な職種の方が講演されていて新しい知識が沢山入るのですが、やはり年々医療の常識が変化していて定期的にしっかり参加しないと時代遅れになってしまいそうです💦

例えば、

・フーナーテストは今はデータとして根拠がないため参考にならない

・妊娠後の厳格な体重指導は根拠が無いため緩やかな指導を心がける

などです💨
これからも沢山の改訂が入るんでしょうね

 

また、今回は私も気になっていた「不妊治療に必要なスクリーニング検査・確認事項」についての演題がありました。
喫煙や飲酒はもちろん確認必須ですが、最近コントロールが必要と言われる「BMI」についてもお話しいただきました🌟

不妊症の原因として一般的には「高齢化」「ストレス」などが挙げられますが最近私も気になっているのが「肥満・痩せ」です。

特に痩せている方(BMI<18.5)は月経不順や無月経などトラブルをすでに抱えている方も多く、医学的にも「視床下部・下垂体系の抑制による排卵障害をきたす」と言われています。

また、太っている方(BMI>25)も脂肪細胞から分泌されるエストロゲンなどホルモンにより、卵子の発育への影響があると言われています。

BMIは計算式にあてはめると簡単に数値が出ますが、例えば157cmの女性の場合標準の(18.5<BMI<25)に入るためには

45.6kg~61.6kg

となります。

体重過多の場合は月経不順はあっても無月経にはなりづらいのでコントロールはそう難しくはないのですが、体重減少の場合は中医学でいう「気血両虚」の状態によって「月経の遅れ」や「無月経」になってしまう方が本当に多く妊娠が遠のいてしまいます💦

特に無排卵の期間が長ければ長いほど卵巣が休眠状態に入り漢方でもすぐに反応しづらくなってしまいますので、月経が遅れだしたら早目に対応するように気を付けてくださいね👆
(ちなみに摂食障害などで無月経になった場合はBMI21以上になる必要があるそうです。)

当店の漢方不妊相談でも、「やせ型タイプ」にはなるべく体重増加や月経周期を正常にするということを念頭において

健脾(胃腸が弱い方の場合)・補肝血・補腎陽

など補う漢方をしっかり服用いただくようにしています🍀

自分自身が元気で健康になることが妊娠への近道ですのでまずは体作りからスタートしましょう🐣

 

↑東京という事でオシャレランチへ💗

右のパフェはELLEカフェとDiorのコラボらしいです🌟
(私は食べていないので味は分かりませんでした

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