時々起こる不妊の原因 黄体化未破裂卵胞(LUF)

新着情報

時々起こる不妊の原因 黄体化未破裂卵胞(LUF)

最近は基礎体温表をきちんと記録してくださるお客さまが多く、漢方相談の参考データとしてとても助かっているのですが

「時々排卵検査薬が薄くダラダラ陽性になっていていつ排卵したか予測出来ないまま次の月経が来てしまう」

「いつも通りの周期なのに経血がとても少なかった」

という現象が見られます。

これにより推測されるのは・・・

「黄体化未破裂卵胞(LUF)」=ルフ

という現象です。

説明すると、通常は排卵期に卵子が20ミリ前後まで育つと卵胞が破裂して排卵し卵管にキャッチされますが、何らかの原因があり排卵できずに卵巣内に卵子が残ってしまいます。

普通は月経期に消えますが、時々次の月経が来ても消滅せず残ってしまいます

この卵子が残る時は(遺残卵胞)次の周期の排卵がうまく出来なくなってしまうので病院によってはピルを使ってその周期をリセットします。

つまり、LUFが起こると・・・

①排卵がうまくできない

②翌周期に卵子を育てられない

と2周期に渡って妊活が妨げられるので妊活にとても不利な状況となります

黄体化未破裂卵胞(LUF)の起こる原因として考えられるのは・・・・

✅PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)

✅頭痛や生理痛などで鎮痛剤(NSAIDs)の服用

✅高プロラクチン血症

✅クラミジアなどの感染歴

などがあります。

通常でも年に1回程度はLUFになっていると言われているため、時々発生するLUFに関しては治療は必要ないですが、頻繁にLUFになっている場合は改善が必要だと思われます。

中医学的には

「根本の体質に瘀血があるか、腎の力が弱ってないか(腎虚)」

などのチェックを必ずしますが、当店では漢方の特徴を上手く利用して卵巣から排卵しやすいコンディションを作る事を重視します。

また、普段から鎮痛剤を使うタイプの方は生理痛や頭痛を改善して鎮痛剤を卒業してもらうことも大事なポイントになっています。
(実は体外受精などの採卵時に排卵を抑える目的で使うお薬はボルタレンなどの鎮痛剤なのです。それほど鎮痛剤というのは排卵を抑制してしまいます

経血が極端に少ないなどLUFの可能性がある方は、タイミング療法でも病院に通院して排卵チェックをすることで排卵できたか出来ないかはすぐに分かりますので検査をして自分の体を把握した上で妊活を進めましょう

時々お茶について質問をいただくことが多いので↓

松葉茶とルイボスティーを取り扱いスタート

どちらも安心の「小川生薬」さんの商品です

時々起こる不妊の原因 黄体化未破裂卵胞(LUF)